妊娠の数え方とは
妊娠の数え方とは、母体の体調管理などを考える上でも重要な要素となります。時代は進み、医学の進歩にも伴って、受胎から出産までのプロセスは、より詳細に解明されるようになりました。妊娠の数え方の基盤となる背景にはふたつの学問があります。ひとつは発生生物学。生物学の分野に属し、広く多細胞生物全体の個体の発生について追求するものです。もうひとつは臨床産科。一般的には婦人科学と同一のカテゴリーで、産婦人科学と総称されますが、病院での出産が一般的となってきて以降、医学上の学問として発達してきました。
発生学に基づく妊娠期間の計算法は「受精後胎齢」というもので、受精した初日を1日目として、満日数と満週数とで表します。
一方、臨床産科に基づくのは「月経後胎齢」です。最後にあった月経の初日を1日目として、満日数と満週数とで表します。月経後胎齢から二週間を差し引くと受精後胎齢に一致する、という関係性となっています。
妊娠の数え方の「十月十日」
妊娠の数え方の「十月十日」という表現を耳にすることが多いと思います。これは受精後胎齢による数え方です。推定される受精日から出産までの妊娠期間を「十月十日(とつきとおか)」、つまり10ヶ月目の10日であるという数え方が歴史上使われてきました。日本では現在は月経後胎齢を採用していますので、十月十日で考えると若干違和感を感じる人もいるようですが、10ヶ月目の10日に二週間を加えると妥当な期間になります。